『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
⑦
そんな関係が半年程続いた頃だった。佐久間は倉橋の会社の前で帰りを待っていた。その日は所属事務所に呼ばれ、そのまま倉橋に会いに行った。どうしても直ぐに報告したい事があったのだ。
涼太:『紗織…さん…』
倉橋を見つけ手を挙げた瞬間、佐久間の足が止まった。倉橋が呼び止められた男性と話しをし始めたのだか、何か様子がおかしい。男性が倉橋に詰め寄って居るように見えたのだ。
涼太:『紗織…さん…』
倉橋を見つけ手を挙げた瞬間、佐久間の足が止まった。倉橋が呼び止められた男性と話しをし始めたのだか、何か様子がおかしい。男性が倉橋に詰め寄って居るように見えたのだ。