『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
涼太:『…だから…俺の事、名前で呼んでくれなかったんだね』
紗織:『…?』
涼太:『弟ってなんだよ…年下だから何なんだよ!…俺は ずっと紗織さんを見てたよ』
紗織:『 … 』
涼太:『初めてマンションのエレベーターで会った時に一目惚れして…でもずっと声掛けられなくてさ、バイト先にコーヒー買いに来てくれた時は すげー嬉しくて、俺、あの時はやっとの思いで話しかけたんだ。それに、前に店の前で会ったのだって偶然じゃないんだよ』
紗織:『え…?』

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