『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
その夜は佐久間の部屋に泊まった。初めてのお泊まりに、ぎこちなくなりながらも ただ2人は幸せを感じあった。首筋に、背中に、胸元に佐久間のキスが落ちる…。その度に愛が溢れた。

涼太:『ねぇ紗織さん、俺の事名前で呼んで』
紗織:『え?』
涼太:『いいでしょ?』

倉橋の首筋にキスをしながら佐久間は言った。

紗織:『ちょっと…佐久間くん…』
涼太:『ちゃんと呼ぶまで…止めないよ…』

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