どうせ私は、あいつにかなわない。
好きな人が出来ました!
桜がもうとっくに散った頃。




私、綾瀬夏希は未だに慣れない制服を着て、今日も朝から学校へ登校する。




バスと電車に揺られて20分の道のり。




「っはよー、夏希!」




いつも通り教室に入ろうとすると、廊下から声が聞こえてきた。




「あ、おはよう!真琴」




彼は私の親友の、相馬真琴。




多分、朝練終わりかな?




「真琴、ちゃんと汗拭かないと風邪ひいちゃうよ?」




私は微笑みながら「じゃあバイバイ」と手を振り、教室に入る。




真琴もカバンからタオルを取り出し、隣の教室に入った。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop