いい人に恋してます。
「昨日はクリスマスの話を聞こうと思ってたのに、全然話す隙与えないし。」

「ごめん…。」

さすが、優子は私が避けていたのをお見通しだ。

「いいから。もし、何かあったんなら私には話してよ。
意外とスッキリするもんよ。」

「っ優子…。」

昨日、一昨年と流し過ぎた涙は枯れて果てたと思っていたのにまた溢れ出した。

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