いい人に恋してます。
「白石。」

柏木さんが一歩私の方へと近づく。

それは私がさっきとった距離と同じくらいで、また柏木さんとの距離が縮まってしまう。


「俺は、」


柏木さんがそう言いかけたとき、

ばたん

と勢いよく休憩の扉が開いた。



「柏木さん!」


彼の名前を呼んだのは、吉沢さんだった。

< 245 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop