私達の恋愛事情。
私達の恋。
私の彼
「梨央く~ん!一緒に帰ろう???」
「あぁ。もちろんいいよ。」
なんなんだ、この目の前でくる出されている会話は。
そこの男、貴方は仮にも私の彼氏ですよ?
そこの女、仮にも彼女の前で腕組むの、やめてくれませんか?
…なーんて、度胸のない私にはとうてい言えないことである。
「……レナぁ…。」
ここ最近はこんな光景を目の当たりにしてレナに泣きつく。
そんなことが日常になってしまった。
彼の名は佐渡山梨央。
顔よし 頭良し 運動良しの文句なし学園王子。
それに対して私はただ少し頭がいいだけの至って平凡な女。
こんな私達がつきあうのさえ、間違いだったのかの?
ねぇ、梨央………わからないよ。
貴方はなぜ私に告白してくれたんでしょうか?
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