私達の恋愛事情。
─────────ガチャ!!!
「琉衣!!!」
しばらくすると、警備員を連れて本当に来てくれたレナ。
「………レナ…レナぁ!!」
私はレナに抱きつくことしかできなかった。
涙さえでないくらい泣いたんだ。今日は。
警備員さんにお礼を言って屋上からでる。
「…………レナ。
私、本当に吹っ切れたよ。
梨央のこと。」
もういいんだ。
もう。
「………………言いたく無かったけど。
あいつは、琉衣の事を愛してるとは思えないの…。
それでも、琉衣があいつのことを好きならソレでいいと思ったわ。
琉衣の幸せの為なら、それで。
だけど、
琉衣が決めたことなら。私は反対しない。」
私の肩を抱きながらレナはそう言った。
その言葉に、もうでない涙をずっと。
私は流し続けた。
梨央。
貴方と私の恋は終わりを迎えるようです。