私達の恋愛事情。
その日の放課後は誰とも帰る気になれず、1人で家まで帰った。
琉衣とは家の方向が同じで。
俺の方が遠いけど、
そのかわり、
最後まで琉衣を送り届けることが出来た。
はじめの頃は琉衣を想ってただ大好きで。
今の俺とは、まるっきり違った。
…………今の俺は、自分に自信のないダサい奴だな…。
そう考えながら家につく。
ついた途端、俺は自分の部屋に上がり、ベットに倒れ込んだ。
そして、何にもやる気がでないまま。
眠りに落ちた。
琉衣が。
琉衣が1人で俺を待ち続けているとも知らず。
本当にだめな奴だな、俺は。
琉衣が昨日待っていた事実はその翌日に、琉衣の友達から聞かされた。
猫を被るのを忘れるくらい焦った。
本当に昨日俺の靴箱にはなのも入っていなかった。
あいつは、バカなのか?
五時間も待たなくていいだろ!?