私達の恋愛事情。
この寒さの中。
しかも、夜だ。
体が冷え切って、翌日体調不良になりことぐらい誰が考えてもわかるはずなのにっ…
…………なんでっ、、、、
何で俺なんかを待った!?!!!
待つ必要なんて無いのにっ。
俺は、
俺は最低でっ、お前の事なんて分かってやれなかったのに…………っ!!!!!
そんな想いだけが頭の中を埋め尽くして。
俺はそのまま琉衣の家の前まで来ていた。
「………琉衣っ…。」
名前を呼ぶだけで愛おしくなる彼女を傷つけたのは、他でもない、俺だ。
そんな俺に、琉衣に会う資格なんてあるのか?
「…………………違う、か。
俺から離れたんだから。
俺から歩み寄らないと…。」
心の中で決心し、インターホンを押す。