私達の恋愛事情。
暫くすると、中からいかにもダルそうな琉衣が出てきた。
「…………えっ……り、お………??」
驚いたように俺の名前を呼んだ琉衣は。
力つきたのか、俺に、崩れるようにもたれ掛かった。
「…琉衣???
琉衣っ!!!!!!」
俺の腕の中にいる琉衣は苦しそうに息をしていた。
「ごめんな……。」
こんなになるまで無理し続けたんだろ??
琉衣を抱き上げ琉衣の部屋までつれていく。
ベットにそのまま琉衣を寝かせて勝手にキッチンを借りてお粥を作った。
部屋に戻ると琉衣が起きあがっていて、ぼーっと入ってきた俺の手を眺めていた。
もしかして、、、お粥か?
そう思い俺が琉衣に
「……くうか?」
と問うと、琉衣は軽くうなずき口を少しだけあけた。
………これは、食べさせろってことか?
…琉衣、お前、熱になると積極的になるんだな。
そんなことを考えながら琉衣にお粥を食べさせる。
半分ほどへると、琉衣が首を横に振った。
もう、いらないってことか。
そう思ってお粥の入った皿を片付けにキッチンに戻る。
いや。
戻ろうとしたとき、か。