私達の恋愛事情。
と。そう言った。
「…受け取っていないって言われても…
私、ちゃんと梨央の靴箱に入れたよ?」
「らしい、な。
お前の友達から聞いた。
だけど本当に俺の靴箱にはなにも入っていなかった。」
真剣な目でそう言われると、それがウソしないことを信じらされてしまう。
…だから、来なかったのか。
「…そ、うなんだ………。」
…私、バカだなぁ…
結局、梨央の所為にして逃げてただけか。
「……琉衣。
絶対に同じ事なんてしない。
絶対に同じ過ちなんて犯さないから。
最後まで愛し抜くから。
──もう一度、俺と付き合って下さい。」