私達の恋愛事情。
愛おしい貴方の。
全く聞き慣れていない貴方の。
そんな声が、台詞が教室から聞こえてきた。
その言葉はなぜかストンッと私の中にはまって。
ぁあ。。。私は遊びだったのだと思い知らされる。
「琉衣。いこうか?」
そんな言葉に促され、やっと足を動かす私。
琉衣。
その言葉がレナから発せられたとき、
教室の中から物音が聞こえた気がした。
ああ。もう、終わりなのか。
終わりなんだね。
いつも、私ばっかりはまって。
貴方から抜け出せなくなっていたのかもしれない。
いつの間にか、私の中で貴方が大きくなっていた。
でも、もうそんな気持ちも思いも捨てなければ。