私達の恋愛事情。
「これは、私のためだけじゃない。
彼のために。
私に、縛られる彼を自由にしてあげないと。」
彼女という私の鎖に。
縛られているのなら解放してあげなければ。
私は幸せ……とまでは行かなかったけど。
貴方と出会って
恋をして
付き合って
笑いあって
抱き合って
手をつないで
キスをしたこと。
ひとつも、後悔なんてしていない。
それが、私の中での大切な貴方との思い出で私の幸せ。
のはずだから。
「…………私は、琉衣が決めたのなら反対しない。
だけど、、、後悔だけはしないで。」
そう言ってくれたレナに抱きつきながら、また泣き崩れた。
あと──────────3日。
私が貴方の彼女だと想っていることを。
許してください。