天使のメガネ



暫く辺りを見渡すその女性は、
大晦日に見てはいけないものを見てしまった感覚に陥って居たようで、
足早にその場を離れて行ってしまった。


「みなみ、気にするなって。ね?解ったでしょ、天使の特性みたいなもの」


解ったと言うか、
呆れたと言うか……。


何だろう、このご都合主義。


ちょっと不思議所ではない。


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