天使のメガネ



私達は家に帰った。


手を握って歩いていたせいか、やはり誰からも認識されていない様だった。


メガネを外すなり、アルスに触れていなかったりすれば、
私は認識される。


これを利用して、悪い事も出来てしまいそうだが、
相手は天使だ。

天使に監視されている様な物かも知れない。


一種の踏み絵だ。


考えても仕方ない。


少しずつ、この状況に慣れるしかない。


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