天使のメガネ



ますます野暮ったく見えたのは、このメガネのせいだったんだね……。


私はメガネを外そうとした時、不意に両手を包まれる感覚がした。



「え〜っ!メガネ取っちゃうの?可愛いのに!」

私の背後から、不意に声がしたかと思うと、
両手を持たれたまま、背中から抱き付かれた。


「だめだよ〜。せっかく君に会えたのに、メガネを外しちゃ」


そう言って、私の首筋に唇を充てる。


チュッ……。


< 34 / 118 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop