天使のメガネ
アルスと一緒に電車に乗る。
電車は冬休み初日だからか、はたまた、昨晩の余韻に浸るカップル達が多いのか。
結構混雑していた。
窓際に立つ私とアルス。
そう、アルスは電車の窓には写らない。
しかし、好奇心に溢れるアルスは、色々と私に質問を浴びせる。
勿論、声も他の人には聞こえていない。
何だろう。
このスゴい映像と音響システム……。
しかも触れる事も出来ちゃう。
一人で喋る私は、
危ない感じで、注目を集めている。
あは、
あははは、
だ、大丈夫ですよ〜皆さん……。