天使のメガネ



暫くすると、蕎麦屋の店員が不思議そうにやって来た。


「水、出してませんでしたか?失礼しました」


そう言うと、又水を置いていった。


「ね?」


アルスは私に微笑む。


アルスがテーブルに水を置くと、水が現れた。


「実は透明にする力はある程度調節出来たりするんだ」


不意にアルスが言った。

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