バンテスト魔法書の保持者
1番多いのは、逆の属性の魔力を注がれた時。
水系統の魔法が得意な者は、十中八九、水属性よりの魔力。
その者が火属性よりの魔力をもつ者に魔力を受け渡したとする。
すると、火属性の魔力をもつ者は不快感に煽られて、気分が悪くなることがある。
「それでは、各自始め!」
レイカ先生とオーガ先生の説明が終わり、遂に実践。
‥‥‥‥嫌だなぁ。
隣にいるレイトと見つめ合う。
周りがザワザワする中、私達は無言。
「どうする?」
先に発言したのは、またしてもレイト。
‥‥‥‥‥ハンラルトの王子。
ハンラルトの魔力を注がれるのは‥‥‥‥嫌。
絶対に嫌。
生理的に無理。
いや、うん、本当に。
でも、自分の魔力を渡すのも嫌。
私、今、使える魔力量少ないし。
うーん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「どうした?リューラ、レイト」
2人で沈黙していると、オーガ先生がやってきた。
「いえ、別に」
レイトが何もなく答えると、首を傾げるオーガ先生。
「なら、なぜやらない?レイトならすぐに出来るだろう?」
「確かにそうですが‥‥‥‥」
レイトは分かっているのだろうか‥‥‥?
私が嫌がっていることに。
水系統の魔法が得意な者は、十中八九、水属性よりの魔力。
その者が火属性よりの魔力をもつ者に魔力を受け渡したとする。
すると、火属性の魔力をもつ者は不快感に煽られて、気分が悪くなることがある。
「それでは、各自始め!」
レイカ先生とオーガ先生の説明が終わり、遂に実践。
‥‥‥‥嫌だなぁ。
隣にいるレイトと見つめ合う。
周りがザワザワする中、私達は無言。
「どうする?」
先に発言したのは、またしてもレイト。
‥‥‥‥‥ハンラルトの王子。
ハンラルトの魔力を注がれるのは‥‥‥‥嫌。
絶対に嫌。
生理的に無理。
いや、うん、本当に。
でも、自分の魔力を渡すのも嫌。
私、今、使える魔力量少ないし。
うーん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
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‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
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「どうした?リューラ、レイト」
2人で沈黙していると、オーガ先生がやってきた。
「いえ、別に」
レイトが何もなく答えると、首を傾げるオーガ先生。
「なら、なぜやらない?レイトならすぐに出来るだろう?」
「確かにそうですが‥‥‥‥」
レイトは分かっているのだろうか‥‥‥?
私が嫌がっていることに。