バンテスト魔法書の保持者
というか、あれ本気だったんだ。
うう、どうしよう?
何要求されるんだろう?
もういっそ知らないことに‥‥‥‥
「しらばっくれないでね?ま、ちゃーんと、あの試合に報酬設定してあるから、しらばっくれても無駄なんだけどね♪」
「‥‥‥」
そ、そんなことできるんだ。
リオウに目線を向けるけど、反らされた。
助けてくれない、よね。
「(ジー)」
負けじと熱い視線をリオウに送る。
するとリオウは溜め息をついて、私の方を向いてくれた。
私の頭に手を置いて、数回撫でる。
それから一言。
「もう大丈夫そうだな。それじゃあ、俺はこれで」
そう言って、方向転換して去って行く。
慌てて手を掴もうとしたけど、それより先に腕を掴まれた。
後ろを振り向けば、笑顔のままのオシレット先輩。
‥‥‥‥リオウの、バカ!
リオウが見えなくなると、オシレット先輩はようやく手を離す。
仕方なく向き合って、オシレット先輩を見つめた。
簡単な内容であることを、全力で祈る!
「それで、報酬なんだけど‥‥‥」
「(コクリ)」
オシレット先輩が指パッチンをする。
それと共に、何かが書かれた紙が空中に現れた。
「それにサインすることが条件だよ☆」
パチンとウィンクをしながら、オシレット先輩はそう言った。
空中で浮く紙の内容を読む。
そして私は心の中で絶叫したのであった。
*********************
うう、どうしよう?
何要求されるんだろう?
もういっそ知らないことに‥‥‥‥
「しらばっくれないでね?ま、ちゃーんと、あの試合に報酬設定してあるから、しらばっくれても無駄なんだけどね♪」
「‥‥‥」
そ、そんなことできるんだ。
リオウに目線を向けるけど、反らされた。
助けてくれない、よね。
「(ジー)」
負けじと熱い視線をリオウに送る。
するとリオウは溜め息をついて、私の方を向いてくれた。
私の頭に手を置いて、数回撫でる。
それから一言。
「もう大丈夫そうだな。それじゃあ、俺はこれで」
そう言って、方向転換して去って行く。
慌てて手を掴もうとしたけど、それより先に腕を掴まれた。
後ろを振り向けば、笑顔のままのオシレット先輩。
‥‥‥‥リオウの、バカ!
リオウが見えなくなると、オシレット先輩はようやく手を離す。
仕方なく向き合って、オシレット先輩を見つめた。
簡単な内容であることを、全力で祈る!
「それで、報酬なんだけど‥‥‥」
「(コクリ)」
オシレット先輩が指パッチンをする。
それと共に、何かが書かれた紙が空中に現れた。
「それにサインすることが条件だよ☆」
パチンとウィンクをしながら、オシレット先輩はそう言った。
空中で浮く紙の内容を読む。
そして私は心の中で絶叫したのであった。
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