バンテスト魔法書の保持者
討論するならどこかに行ってほしい。
第一、セスとラメルの席は俺から遠いはずだ。
「‥‥‥っと、そうじゃなかった」
「?」
「リオウ、あの、オシレット先輩と試合した生徒。知り合いだろ?」
「そうだが」
俺がそう言うと、セスはキラキラと目線を輝かした。
めんどうなことを頼まれそうだな‥‥‥
「紹介してくれ!」
「はぁ!?」
ラメルが声をあげて驚いた。
「リューラをか?」
「ああ!」
元気よく返事をするセス。
少し驚いた。
なぜなら、あの試合を見て、リューラに恐怖心を持つ生徒がほとんどだからだ。
あれほどの殺気が立ち込める試合だし、恐怖心をもつのはごく自然なのだが‥‥‥
やはりセスはどこか変わっている。
「俺、あの試合見て感動したんだ。使い魔とのコンビネーションもよかったし、極めつけの最高の質を誇る魔法!」
「‥‥‥」
なにか、語りだしだ。
「特に最後の魔法は素晴らしかった。それも同じ1年って聞くだろ?話さなきゃ俺は後悔すると確信してるんだ。それに‥‥‥」
「わかった。わかったから少し落ち着け」
「え、あ、ああ、すまねえ」
セスなら紹介しても大丈夫か‥‥‥
リューラは人付き合いが好きなほうではない。
だが‥‥‥
「わかった。近いうちにでも紹介しよう」
「ありがとよ!」
今のリューラなら、大丈夫だろう。
*********************
第一、セスとラメルの席は俺から遠いはずだ。
「‥‥‥っと、そうじゃなかった」
「?」
「リオウ、あの、オシレット先輩と試合した生徒。知り合いだろ?」
「そうだが」
俺がそう言うと、セスはキラキラと目線を輝かした。
めんどうなことを頼まれそうだな‥‥‥
「紹介してくれ!」
「はぁ!?」
ラメルが声をあげて驚いた。
「リューラをか?」
「ああ!」
元気よく返事をするセス。
少し驚いた。
なぜなら、あの試合を見て、リューラに恐怖心を持つ生徒がほとんどだからだ。
あれほどの殺気が立ち込める試合だし、恐怖心をもつのはごく自然なのだが‥‥‥
やはりセスはどこか変わっている。
「俺、あの試合見て感動したんだ。使い魔とのコンビネーションもよかったし、極めつけの最高の質を誇る魔法!」
「‥‥‥」
なにか、語りだしだ。
「特に最後の魔法は素晴らしかった。それも同じ1年って聞くだろ?話さなきゃ俺は後悔すると確信してるんだ。それに‥‥‥」
「わかった。わかったから少し落ち着け」
「え、あ、ああ、すまねえ」
セスなら紹介しても大丈夫か‥‥‥
リューラは人付き合いが好きなほうではない。
だが‥‥‥
「わかった。近いうちにでも紹介しよう」
「ありがとよ!」
今のリューラなら、大丈夫だろう。
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