バンテスト魔法書の保持者
部屋につくと、まずは椅子に座らされる。


そのまま何分か無言が続いた。


何分かたつと、やっとオーガ先生が口を開いた。


「それで?なんで気づいたんだ?」


「?」


「あのスライム、何で気づいたんだ?」


「魔力の流れ。人じゃなかった」


「魔力の流れ?お前は常に人の魔力の流れに気をつかっているのか?」


オーガ先生の言葉に首を振った。


私は別に気をつかっているんじゃない。


自然とわかるだけだし。


「じゃあ何で魔力の流れがわかったんだ?」


「わかったから」


魔力の流れは、簡単に言えば魔法の源や
生命エネルギーのこと。


魔法は大きく分けて7属性ある。


そして魔力の属性も7種類あり、それぞれ得意な属性がある。


例えば、もともと火属性の魔力を持っていると水属性の魔法は本来の約6割の力しかでない。


無属性の魔法は特別で、どんな属性でも
100%出すことが可能。


稀に見る毒などを生み出す魔法も無属性に系統してある。

          100%
          火
       ↗     ↘
          100%
   60% 水   無   風 90%

       ↖     ↙
        雷 ⬅ 地
      70%     80%


光や闇魔法も特別で、この両方はどの属性の魔力でも無属性と同じく100パーセントの威力をだすことが可能。


それにはとてつもない訓練が必要だけど。


普通の人が使うと7~8割くらい。


訓練してやっと100%引き出せるということ。

            100%
         光⬅➡闇
         100%

あのスライスの属性は一応無属性魔法だろう。


特別な魔法だから、分類は詳しくは分からないけど。
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