バンテスト魔法書の保持者
へ~先生とは気が合いそうだな。


使い魔は人、主人が強くなれば強くなるほど使い魔もその本領を発揮できる。


逆にどんなに強い使い魔でも、主人が強くなければ本領は発揮できない。


だから、使い魔召喚で自分に合った使い魔を召喚する。


「使い魔にできるものの種類は多い。

魔獣と妖精が多いが、中には悪魔や天使が出てくる場合もある。

魔獣とはまた別の分類のドラゴンや、珍しいのは竜とかだな。

ドラゴンの中にも初級~上級がある」


「上級クラス以上の使い魔も召喚されますか?
この学園でされたことはありますか?」


あ、ルリの声だ。


「ん~召喚されたことはあるらしいが、私は見たことがない。

ただ、上級クラス以上の使い魔を既に所有している者ならいたぞ。

確か、今年の1年にいるんじゃないか?」


ミランダ先生の言葉に、教室は一気にザワザワしだした。


そりゃあいるだろうな~


1人はリオウで、後は‥‥‥


「可能性だが、王位を狙っている王族の者。

後、貴族の中にも受け継がれた使い魔があるはずだ

使い魔が受け継がれるのは、その使い魔が人ではなく一族と契約している証拠だな。

殆どの王族には1体、一族と契約を交わしている使い魔がいる

その殆どが上級以上の聖獣クラスの使い魔だ。

聖獣クラスは、1体でも人間が束にならないと勝てないくらい強いぞ」


黒板には、使い魔のことが詳しく丁寧に書かれている。


聖獣に人間が束になって勝てる、か。


普通の人間が束になっても、聖獣には100%
勝てない。


聖獣に勝つには、最低上級クラスの魔法使いが10人はいるだろう。


ま、それでも勝てる可能性は1割もいかないだろうけど。


聖獣にもいろいろいるし、戦闘向きじゃなくてサポートタイプの聖獣もいるし。


「使い魔にはそれぞれタイプがある。
例えば‥‥‥‥」


知ってる知識ばっかりだな。
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