君が居ない夜
- 出会いは… -
…アレはいつの夜だったかな
私は街の高台からいつものように
月を眺めていた。
私がここに来るのは嫌な事があった証拠。
私の家はこの街で結構 有名な資産家。
お父さんは仕事に追われる毎日で小さい頃から
[家族サービス]なんて言葉を知らない父。
お母さんはお父さんの仕事を毎日手伝っていて
私生活でも話す事はそうそうと無かった。
弟は引きこもりかな
リアルに疲れてしまって部屋に居座るようになった