性悪魔王と妄想モンスター(5/19 63P公開)
「めんどーごとは御免やで」
哉白は深く息を吐きながらゆっくりと体を起こした。
「今晩からイチコがキーボード押せなくなってもいいの?」
ごめん、美夜さんワタシ、マウサーだけど。
それでも美夜さんの言葉に哉白は頷くことはなくて、
「ムリ、センセーにでも付き添ってもらえ」
「そのセンセーとやらでも竜ヶ峰とイチコには歯が立たないんだって」
美夜さんは哉白にすがってるようだ。
別にワタシは大丈夫なんだけどなぁ。
「美夜さん!とりあえず本日のむくろ君ゲットのためにワタシは行ってくるよ!」
ワタシは毎日、むくろ君を拝まないと枯れてしまう!!!!そろそろむくろ君に会いたくて頭からお星様出そうだ!!
ワタシを掴む美夜さんの手が緩んだ。そしてワタシは空き教室を飛び出した。
むくろ君の愛はワタシだけのものだ!!!誰にも譲らぬ!!!!!