性悪魔王と妄想モンスター(5/19 63P公開)





やっと山頂である宿舎のある合宿所へ辿りついた。哉白はさっさと自分のクラスの所へと消えていった。


さすがにワタシたちは辿り着くのが遅すぎて誰もワタシたちなんか待っておらず、どこのクラスも夕飯の準備に取り掛かっている。


アウトドアって感じでキャンプ場的な食場を想像してもらうとしっくりくると思われる。



「おおー!繋がった!」



美夜さんはスマホを掲げて、先程までの元気の無さは嘘みたいに復活した。


はぁ、とりあえずワタシは宿舎の中に入ろう。

荷物も置かないといけないし…


美夜さんは荷物放ったらかしで班メンバーの元へ合流していった。ちょっとわがまま過ぎやしないかい?

ワタシだって真っ先にむくろ君の元へ向かいたいのに!!どこにいるのか知らないけど!



ワタシはプリントを見ながら、自分が寝泊まりする部屋へと向かった。ちゃんと美夜さんのぶんの荷物も持って部屋へと入る。


部屋は畳の部屋で、隅っこに布団がいくつか畳んであるだけだった。荷物だけ置いて直ぐに部屋を後にする。


そう!むくろ君!むくろ君の荷物も置きに行かないと!ワタシの今の使命はこれである!!!






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