期間限定の恋、はじめました。
青空に乾いた空胞の音が鳴り響き、リレーが一気にスタートを切った。


あっという間に私の番。


大丈夫。次は三浦先輩だから。きっと私が遅くったってなんとかしてくれる。


「木南」


そう言われ、意識を戻す。


私はしっかりとバトンを受け取り走り出した。


私の順位はまさかの1位。


抜かれても一人ぐらいでなんとか抑えられるように全身全霊で走り出した。



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