終わりの世界の君と僕
私たち親衛隊(親衛隊として外で活動できるのは18歳からだから、正確には親衛隊予備軍)は、
技術者たちが領地を広げるのを、バケモノたちに邪魔されないようにする役割を持っている。
つまり、外で塀を作っている技術者たちに襲いかかろうとするバケモノを、殺しまくる仕事。
なんでそんな危ない仕事を目指してるのかって?
答えは単純。
もちろん、バケモノが憎いからっていうのはある。
目の前で私の両親は殺されたし。
でもそれはこの学園にいるほとんどの人間が持っている感情だろう。
________じゃあなぜか?