終わりの世界の君と僕
「excellent!」
40代後半から50代前半といったところだろうか。
イギリス人特有の金髪をオールバックにまとめて、ヘーゼルの瞳を優しげに細める男。
周りの生徒達がざわめき出すのを感じる。
…本当に、どうでもいいんですよ。私は。
「さすがだミス・アオキ。これでまた銃術の連続満点記録を更新だそうじゃないか」
「…そうなんですか。どうでもいいです、学園長」
そんな私の態度には慣れている、とでも言うかのごとく微笑んで、学園長はイッキくんへと視線を傾けた。