終わりの世界の君と僕
「…し…死んでも…別に、構わない…ので…」
怯えたようにそう答えるエイジくんに再び微笑み、学園長は踵を返した。
「明日の実戦訓練、楽しみにしているよ“三人”とも」
背中を向けながらひらひらと手を振るジョン学園長を、冷たい視線を送りながら見送る。
…そういえば明日は実戦訓練でしたね…
ジョン学園長の言葉で思い出したという事実にすら嫌悪感を抱き、思わず舌打ちをした。
そんな私の心情を知ってか知らずか、イッキくんが私の肩を抱く。
ああ、そういえば明日は、
うららちゃんがいなくなってから一週間…ですね…