終わりの世界の君と僕






「…し…死んでも…別に、構わない…ので…」



怯えたようにそう答えるエイジくんに再び微笑み、学園長は踵を返した。



「明日の実戦訓練、楽しみにしているよ“三人”とも」



背中を向けながらひらひらと手を振るジョン学園長を、冷たい視線を送りながら見送る。



…そういえば明日は実戦訓練でしたね…



ジョン学園長の言葉で思い出したという事実にすら嫌悪感を抱き、思わず舌打ちをした。


そんな私の心情を知ってか知らずか、イッキくんが私の肩を抱く。





ああ、そういえば明日は、



うららちゃんがいなくなってから一週間…ですね…








< 35 / 111 >

この作品をシェア

pagetop