終わりの世界の君と僕





順番は事前にくじで決めてあって、私たち…A-1チームは最後。大トリだ。



自分たちの順番が来るまで、他のチームは皆、強化ガラスで作られた部屋の中で行われる、命を懸けた争いを見守る。



人の死を見ないといけないこともあるけれど、外に出たらそんなこと日常茶飯事だから、それに慣れるという意義もあるのだろう。





「では1番目…C-3チーム、中へ入れ」




見るからに怯えきった男女5人がびくびくしながら部屋の中へ入っていく。



全員の準備が終わったのを見届けると、教官が手元にあったボタンを押した。




すると、部屋の反対側の扉が開かれ…“バケモノ”が現れた。








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