終わりの世界の君と僕
案の定、バケモノは小バエでも払うかのように男を吹っ飛ばし、男は強化ガラスに身体を激しく打ちつけ、気を失った。
…そこから先は阿鼻叫喚。
リーダーがいなくなったことでパニックに陥ったチームは、ただひたすらバケモノから逃げ回っていた。
…一体普段なにを学んでいるのでしょう?
どんなに逃げ回ったところで所詮は小さな部屋の中。
ついに、チームのうちの一人の女がバケモノに腕を噛み付かれた。