終わりの世界の君と僕






「ッぅぎゃああああああああ!!」




ガラス越しにも聞こえる彼女の断末魔のような叫び声。


ざわつく観衆たち。



…たかが噛み付かれたくらいで、大げさな。




やっとバケモノが駆逐されたのは、それから5分ほど経った頃だった。






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