終わりの世界の君と僕






「ッああああああああああああ!!!!」





力の限り叫んで立ち上がり、愛用の二丁の拳銃を構える。




私を、誰だと思っているの。


私は誰にも負けない。




絶対に生きて、あの人の元へ帰る。








「…あんただって一応女の子なんだから、こんな数一人で相手にしようとしてんじゃねーよ」




背中に感じる温もり。


エイジくんが、背中合わせに立ってライフルを構えていた。







< 83 / 111 >

この作品をシェア

pagetop