終わりの世界の君と僕





そんなことより、私は…会いに行かなきゃいけない。伝えなきゃいけない。



イッキくん…





この腐った世界の創造主をちらりとも見ずに、廊下を走り抜ける。




あっけない最期だったな、なんて、自分が彼の人生を終わらせておきながら思った。


親衛隊だろうが、技術者だろうが、学園長だろうが、最底辺だろうが、


所詮はただの人間。




一発撃ち抜いたら、ただの肉片としかなり得ない。








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