星々が織り成す世界の光
元々リヒトは戦いが好きではないのだ


先ほどの戦いは単に巻き込まれただけであり、リヒト自身厄介だと思ってるくらいだ


ここに来たのはリヒトのペンダントが緑に光ったから



それは長年探してた一部がようやく見つかった証である



昔、指し示してもらった道しるべにある言葉

【黄道を通る12の星座。彼らはあなたに力を与え、そして共に戦う仲間。月が太陽を喰らう前に彼らを探し出しなさい。あなたは世界を導く光なのだから】


12の星座は近くにいればそれぞれの色に輝くのだという。やっと見つけた緑の光の星座はその場にはいなかったのだ


それどころか戦いに巻き込まれたのである


勘弁して欲しいと思うリヒトだが、今はそれどころではない


今、リヒトは窮地にたたされているが敵と距離さえ取れれば反撃のチャンスは十分にある



「全く。呆れるわね…あなたがそんなに弱いだなんて」

どこからかため息混じりの大人びた声が聞こえた



そしてリヒトと敵の間に舞う牡丹色の花びら


このおかげで敵との距離はとれた


謎の声が気になるリヒトだが今は敵を倒すことが最優先である


リヒトは剣を構え息を整えた
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