星々が織り成す世界の光
「これは…?」


リヒトは傍にあった黒いマントを手に取る



マントには悪魔だと思われる絵が書かれていた



「さっきの奴らが落としていったのよ」


マクリは腰に手を当てながらマントをのぞき込む


「この絵見たことあるような…」


それが重要なものである気がするがなんでかは分からない


「悪魔の闇月(ディアボルス•テネブラエ•ルーナ)っていう悪の存在。昔に封印されたみたいだけど、予言通り復活したみたいね」



悪魔の闇月(ディアボルス•テネブラエ•ルーナ)?


リヒトには聞いたことが無かった
それを察したマクリは呆れたように


「今どき知らない人もいるものなのね」


ため息混じりに言えば、そのまま歩き出す



「時間が無いのよ。さあ行くわよ」


リヒトはこの土地には詳しくないので、とりあえずついていくことにした
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