星々が織り成す世界の光
お菓子の国と三つの光
外に出ればそこはお菓子の匂いがそこらじゅうからした
お菓子の国の名前通り、道はクッキーで、石は飴やチョコ、家は全体お菓子仕様
しまいには噴水からオレンジジュースまで出てくるのだ
「ここには何のようで来たんだ?甘いものはあんまり好きじゃないんだが…」
「私もよ。でもお菓子の国と草の国は昔から交流が多かったからね。私も草の国の王女として挨拶しなきゃならないからよ。決して来たくて来たわけじゃないんだから!」
え?疑問に思ったリヒトは首をかしげる
「王女?誰が?」
「私に決まってるでしょ!それよりリヒトのペンダントなんか光ってるわよ?」
さらに驚き、ペンダントを見ると濃いピンク色に光っていた
「その五芒星面白いわね」
「12星座に反応して光るんだ。見てみるか?」
興味津々なマクリにペンダントを外して渡すと
「別に見たかった訳じゃないから!」
「まあまあ俺が見て欲しいし」
「ふーん?だったら見てやらないこともないわよ」
そういいながらペンダントを見る姿は少し可愛らしいと思ったリヒト
「その…ありがとう」
頬を染めながら不器用ながらに気持ちを伝える
ペンダントはリヒトの手に渡され、その様子にほっこりしていると、前から走ってきた何かが衝突しリヒトを巻き込み倒れる
そのはずみにペンダントを落としたことを知らずに…
リヒトが目を開けるとそこには彼と比べればはるかに小さく、ふわふわのチョコレート色の髪の女の子が上にいた
頭にはヘッドドレス、服はチョコレートのようなゴスロリの少女
「いててっ。ミル急いでて…ごめんなさい」
濃いピンクの大きな瞳がリヒトを見つめた
幼い顔立ちをしているところからリヒトよりは年下だろうか
だが、胸の発達は早いようだ
「それよりこの散らばったりんご君の?」
「はっそうだった」
「全くあなたドジなのね」
一緒懸命にりんごを探す少女にマクリの声は届かないようだ
「しょうがないわね」
そういいながらも拾うのは優しさからだろう
やがて紙袋にはりんごが沢山入った
「そんなにりんご買ってどうするつもり?」
「今日ねアップルパイ作るの!そうだ2人とも食べに来てよ。ミルはそこの家にいるから」
少女が指さす方にはちょうどさっき滞在していた宿屋の2件先だ
「バイバイ」
手を降る仕草はまるで子供のようだ
彼女からはほんのりチョコの匂いがした
(そういえばマクリにあったときには花のいい香りがしたな)
「これが終わったらあの子のところでも寄っていく?」
マクリが少女の背中を見送る様はまるで妹を見守る姉のようだった
「あれ?これなんだろう?」
茶色の髪の少女は濃いピンクに光るペンダントを見つける
「ねぇーこれなんだと思う?ユウ、スグル!」
「おっせーよ。何ってペンダントじゃねーか」
茶色の髪の少女に呼ばれた男の子はペンダントをじっと見る
「これは…」
「何かあるのユウ?」
ペンダントはいつの間にか、赤と薄い青色に輝いていた
お菓子の国の名前通り、道はクッキーで、石は飴やチョコ、家は全体お菓子仕様
しまいには噴水からオレンジジュースまで出てくるのだ
「ここには何のようで来たんだ?甘いものはあんまり好きじゃないんだが…」
「私もよ。でもお菓子の国と草の国は昔から交流が多かったからね。私も草の国の王女として挨拶しなきゃならないからよ。決して来たくて来たわけじゃないんだから!」
え?疑問に思ったリヒトは首をかしげる
「王女?誰が?」
「私に決まってるでしょ!それよりリヒトのペンダントなんか光ってるわよ?」
さらに驚き、ペンダントを見ると濃いピンク色に光っていた
「その五芒星面白いわね」
「12星座に反応して光るんだ。見てみるか?」
興味津々なマクリにペンダントを外して渡すと
「別に見たかった訳じゃないから!」
「まあまあ俺が見て欲しいし」
「ふーん?だったら見てやらないこともないわよ」
そういいながらペンダントを見る姿は少し可愛らしいと思ったリヒト
「その…ありがとう」
頬を染めながら不器用ながらに気持ちを伝える
ペンダントはリヒトの手に渡され、その様子にほっこりしていると、前から走ってきた何かが衝突しリヒトを巻き込み倒れる
そのはずみにペンダントを落としたことを知らずに…
リヒトが目を開けるとそこには彼と比べればはるかに小さく、ふわふわのチョコレート色の髪の女の子が上にいた
頭にはヘッドドレス、服はチョコレートのようなゴスロリの少女
「いててっ。ミル急いでて…ごめんなさい」
濃いピンクの大きな瞳がリヒトを見つめた
幼い顔立ちをしているところからリヒトよりは年下だろうか
だが、胸の発達は早いようだ
「それよりこの散らばったりんご君の?」
「はっそうだった」
「全くあなたドジなのね」
一緒懸命にりんごを探す少女にマクリの声は届かないようだ
「しょうがないわね」
そういいながらも拾うのは優しさからだろう
やがて紙袋にはりんごが沢山入った
「そんなにりんご買ってどうするつもり?」
「今日ねアップルパイ作るの!そうだ2人とも食べに来てよ。ミルはそこの家にいるから」
少女が指さす方にはちょうどさっき滞在していた宿屋の2件先だ
「バイバイ」
手を降る仕草はまるで子供のようだ
彼女からはほんのりチョコの匂いがした
(そういえばマクリにあったときには花のいい香りがしたな)
「これが終わったらあの子のところでも寄っていく?」
マクリが少女の背中を見送る様はまるで妹を見守る姉のようだった
「あれ?これなんだろう?」
茶色の髪の少女は濃いピンクに光るペンダントを見つける
「ねぇーこれなんだと思う?ユウ、スグル!」
「おっせーよ。何ってペンダントじゃねーか」
茶色の髪の少女に呼ばれた男の子はペンダントをじっと見る
「これは…」
「何かあるのユウ?」
ペンダントはいつの間にか、赤と薄い青色に輝いていた