もしも。

「…足引っ張らんでって言ったさ」


「マジで!?

よぅ言ったね!それで?」


半分笑いを含むような声が、

トイレに入ろうとしたときに聞こえた。


トイレにはちーちゃん、森田さん、石川さん。

ちーちゃんは私を見て、

やってしまった、って顔をした。


森田さんと石川さんは、

面白いことになったって顔と、やばいって顔をした。


もう、全てがどうでもよかった。

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