もしも。

「聞いてない。

けど、良かったら俺、相談にのるよ?」


三人寄ればなんたらって言うじゃんっておどけた雄太を少しは信頼してみようって心が動いた。


『今日は、泣いたとこ見せちゃってゴメン。

それと、ありがと』


家に帰って、TwitterのDMでメッセージを送る。

メールアドレスは知らないし、

LINEは雄太がクラスのグループから抜けて追加しようがない。


がんばろう。

そう思うことだけしか、できなかった。


保健室の先生から担任の先生に

今日の告白はすべて報告されるらしい。


< 18 / 32 >

この作品をシェア

pagetop