もしも。

誰もいない、真っ暗な自習室で

泣きながらLINEを送った。


雄太の長文の返信は親身で、正論で、

私が学校を辞めることを認めなかった。


ただ、ひたすら泣いた。


2時間後、塾の先生が授業を終えたので

相談に行った。


泣きながら、冷静さの欠片もない私の話を

ちゃんと聞いてくれ、打開策を考えてくれた。

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