青春ストーリー
第一章
真っ青な空に、白い鳥が大きく羽ばたいている。それを窓から、私は目を細めて見つめていた。
(今日は晴天だな。)
朝早く来て、誰もいない図書室で、たった一人好きな本を読む。それが私の日課。人々の声が遠くに聞こえ、鳥達の声はやけに近くに聞こえる。周りから隔離された、特別な空間。そんな感じがして、私は毎朝早起きをしてここに来る。
絶対に人は来ないし、来たとしても私と同じ本好きの人しか…
「失礼しますー。うわー誰もいない!」
そう言って入ってきたのは3人組の男女。特にうるさい右側の男子は、窓際にいた私に気付かず、割りと大きな声ではしゃぎ出した。真ん中にいたショートカットの女の子は、その男子を見て呆れて、小さなため息をつく。そして左側の優しそうなイケメンは、苦笑しながら奥の本棚へ本を返しに行った。
(左側の男子、ずいぶんきれいな顔立ちなのに、本好きなんだな…。分厚そうな本二冊も借りてたし。)
(今日は晴天だな。)
朝早く来て、誰もいない図書室で、たった一人好きな本を読む。それが私の日課。人々の声が遠くに聞こえ、鳥達の声はやけに近くに聞こえる。周りから隔離された、特別な空間。そんな感じがして、私は毎朝早起きをしてここに来る。
絶対に人は来ないし、来たとしても私と同じ本好きの人しか…
「失礼しますー。うわー誰もいない!」
そう言って入ってきたのは3人組の男女。特にうるさい右側の男子は、窓際にいた私に気付かず、割りと大きな声ではしゃぎ出した。真ん中にいたショートカットの女の子は、その男子を見て呆れて、小さなため息をつく。そして左側の優しそうなイケメンは、苦笑しながら奥の本棚へ本を返しに行った。
(左側の男子、ずいぶんきれいな顔立ちなのに、本好きなんだな…。分厚そうな本二冊も借りてたし。)