青春ストーリー
第三節
六月上旬、衣替えにより、みんなが半袖の制服を着はじめたころ。最も暑い五時間目に、私達のクラスは林間学校の班決めを行った。
四つまたは五つの机をくっつけ、七つのかたまりを作る。あらかじめ決まっている班長が同じ班にならないよう、別々の席に座り、男女四人もしくは五人で一班を作る。
「よし。あとは好きに座り始めろ。」
ながながとした林間学校と班決めの説明をやり終えた先生は、いつも通りめんどくさそうな声で言った。それを合図に、みんなはわらわらと動き始める。始めは友達同士集まって、どうするか楽しそうに話していたが、ポツポツと席に座り始める人が出てきた。
もともと友達は多い方ではない私は、前の席の子に話しかけようとしたのだが、その子は前の前の席の子に話しかけていて、取り残されてしまった。
(…まぁ、いっか。しょうがない。)
幸い一班女子は二人なので、2対1になるなんてことはない。五人班も、男子が三人いる形になるし。
私は埋まり始めた席の中から、まだ空いている席を探し始めた。
四つまたは五つの机をくっつけ、七つのかたまりを作る。あらかじめ決まっている班長が同じ班にならないよう、別々の席に座り、男女四人もしくは五人で一班を作る。
「よし。あとは好きに座り始めろ。」
ながながとした林間学校と班決めの説明をやり終えた先生は、いつも通りめんどくさそうな声で言った。それを合図に、みんなはわらわらと動き始める。始めは友達同士集まって、どうするか楽しそうに話していたが、ポツポツと席に座り始める人が出てきた。
もともと友達は多い方ではない私は、前の席の子に話しかけようとしたのだが、その子は前の前の席の子に話しかけていて、取り残されてしまった。
(…まぁ、いっか。しょうがない。)
幸い一班女子は二人なので、2対1になるなんてことはない。五人班も、男子が三人いる形になるし。
私は埋まり始めた席の中から、まだ空いている席を探し始めた。