お隣さんlover



「うららが今日はお休みって聞いてたからどっか誘おうと思って」


ベットの上で新にだっこされながら話を聞く。


「最初はメール送ったの。でも返信なかったから電話しても出なかったの。」


新の手が私の髪をなでる。


「帰ってないのかな?と思ったけど玄関の電気は付いてるみたいだし、そこらへんからちょっと心配になってきて」


髪を撫でいた手がだんだん下に降りてくる。


「もう1回電話かけて耳すませてみたら、やっぱり中で音聞こえるから、いっそのこと入っちゃえとおもって合鍵使って」


新は両手で私のささやかな胸をやわやわと触りだした。


「部屋入ってみたら布団の上でぶっ倒れてるし。触ったら熱あるし。」



新は言葉の合間に甘噛みをしだした。


「どんだけ心配したと思ってんの?責任とってよね。」


新に柔らかいキスを落とされた。
と思ったら次の瞬間には噛み付くような荒々しいキスに変わる。

激しい息遣いに、荒っぽい手つきに、
時折聞こえる「うらら、好き」の言葉に

私の感情も高ぶる。


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