溺愛伯爵さまが離してくれません!

真実と現実

伯爵さまの言葉に愕然としました。

いない・・・?
コーレル子爵は亡くなったのは知っているけれど、コーレル家自体ないって・・・。

「そんなまさか・・・!だって私奥様と・・・!」

伯爵さまの話が私にはどうしても信じられませんでした。

3か月も一緒に生活をしていたのです。
あのお屋敷で、奥様と二人。

急いで丘を下りて、お屋敷へと戻ります。
伯爵さまも追い掛けるように、私の後ろを付いて掛け下りました。

お屋敷に着いて扉を開けると、その目に映った光景は予想だにしないものでした。
思わず言葉に詰まります。

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