溺愛伯爵さまが離してくれません!
起きて下さい、伯爵さま
―――カーテンの隙間から光が差していて。

私は彼の横で、気持ちよさそうに眠る伯爵さまの髪を優しく撫でる。

撫でられると、伯爵さまは眠りながらも、幸せそうな顔を浮かべて。

それを、私は愛おしく見つめるのです。




そして、耳もとでこう、囁くのでした。


「おはようございます、朝です。起きて下さい。――――カイル様」








~fin~
< 154 / 166 >

この作品をシェア

pagetop