溺愛伯爵さまが離してくれません!
・・・気が付いた時、彼女がいた。
彼女は悲しそうな表情で、街の掲示板を眺めていた。


―――私はなぜここにいるのだろう。

私は元気な時の身体で、懐かしい街に立っていて。



―――助けてあげてと、どこからともなく声が聞こえる。


・・・ああ、私は彼女を助けるために、ここに戻って来たのね。


彼女が後悔しないように。
私みたいな人生を歩まぬように。





私は彼女に声を掛けた。

彼女のこれからが幸せであるように、願いながら。
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