溺愛伯爵さまが離してくれません!
私は焦っているのです。

なぜって、私ももう25。
いい加減、この先を考えねばなりません。

・・・いえ、考えざる負えなくなった、と言うのが正解でしょうか。

それは2,3日前の事。

珍しく父から来た手紙に、

「お前もいい歳だ、しょうがないから見合い話を貰ってきた。伯爵様にお暇を貰って見合いを受けろ」

と、要約すればそういった事が書かれておりました。

・・・本音を言えば見合いなんて乗り気ではありません。
でも、その話は受けねばならない、そう思っているのです。

・・・なぜ、そう思うかって。
それは。

それは・・・。

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