溺愛伯爵さまが離してくれません!
「ごめんね、リーナの見合い相手の事を少し調べたんだ。そうしたらあまりいい話を聞かなくてね。彼の前の妻は亡くなっているだろう?あれは病気で死んだんじゃない、彼の暴力によって殺されたようなもんなんだ。それを彼は隠していた。そんな奴の所に君を嫁がせる訳にはいかない。だから、こんな手荒な真似をしてでも止めさせたんだ」
「ぼう・・・りょく・・・ですか・・・」
そこから言葉が出なくなってしまいました。
やけに裏表の激しい人。
怪しいとは思っていたけれど、そんなにも最低な人だったなんて・・・。
「君のお父さんは知らなかったみたいだから、仕方ないけれどね。あれだけ外面のいい男なら、分からなくてもしょうがないけれど」
「・・・・・」
「大丈夫だったかい?何か酷い事はされてないかい?」
「・・・・・」
「ぼう・・・りょく・・・ですか・・・」
そこから言葉が出なくなってしまいました。
やけに裏表の激しい人。
怪しいとは思っていたけれど、そんなにも最低な人だったなんて・・・。
「君のお父さんは知らなかったみたいだから、仕方ないけれどね。あれだけ外面のいい男なら、分からなくてもしょうがないけれど」
「・・・・・」
「大丈夫だったかい?何か酷い事はされてないかい?」
「・・・・・」